トヨタの歴史
トヨタ自動車は豊田佐吉(トヨダサキチ)が豊田自動織機製作所を創業し、自動車部として開設されたのが始まりです。
自動車部の設立に際し、中心となったのは息子の豊田喜一郎でした。
1935年に自動車製造を開始し、1937年に独立しトヨタ自動車工業株式会社として設立されました。
初代社長に就任したのは、佐吉の娘婿であり、喜一郎の義兄でもある豊田利三郎でしたが、1941年に会長となり、2代目社長に創業者である喜一郎が就任しました。
1950年、トヨタは経営危機に陥り、その責任を取って喜一郎が辞任し、石田退三が社長となりました。
この時代にクラウン、コロナ、パブリカなどを開発し、ロングセラーとなります。
その後、中川不器男社長時代にスポーツ800、カローラ、ハイエースを発売、豊田英二社長時代にはセンチュリー、スプリンター、マークII、カリーナ、セリカ、ライトエース、スターレット、タウンエース、ターセル、コルサ、カムリ、ソアラなどを次々投入します。
1982年にトヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併し、トヨタ自動車株式会社となり、新社長に豊田喜一郎の長男である豊田正一郎が就任しました。
ビスタ、マスターエース、ハイラックスサーフ、MR2、カリーナED、スープラ、セルシオ、エスティマ、ウィンダムなど次世代を担う車種を投入し、トップ自動車メーカーとしての地位を確立しました。
その後、豊田章一郎から弟の豊田達郎へと社長の座が渡りましたが、達郎が高血圧で倒れたことにより当時の副社長であった奥田碩へと継がれました。
奥田社長は業績が傾いたトヨタを再生させ、1999年に張富士夫に社長の座を譲ります。
2005年、トヨタは愛知県豊田市トヨタ町に本社新本館をつくり、渡辺捷昭が社長に就任しました。
2007年には名古屋駅前のミッドランドスクエア内に新しい名古屋オフィスを完成させました。
現在、日本国内、海外を含め世界中に拠点を置いています。
2009年には豊田章一郎の長男である豊田章男が第11代目社長に就任しました。
トヨタの歴代社長
■ 初代:1937~1941
豊田利三郎(とよだりさぶろう)
■ 2代目:1941~1950
豊田喜一郎(とよだきいちろう)
■ 3代目:1950~1961
石田退三(いしだたいぞう)
■ 4代目:1961~1967
中川不器男(なかがわふきお)
■ 5代目:1967~1982
豊田英二(とよだえいじ)
■ 6代目:1982~1992
豊田章一郎(とよだしょういちろう)
■ 7代目:1992~1995
豊田達郎(とよだたつろう)
■ 8代目:1995~1999
奥田碩(おくだひろし)
■ 9代目:1999~2005
張富士夫(ちょうふじお)
■ 10代目:2005~2009
渡辺捷昭(わたなべかつあき)
■ 11代目:2009~
豊田章男(とよだあきお)