セダンはセルシオ

2代目セルシオ 20系 前期

2代目セルシオ 20系前期

1994年10月のフルモデルチェンジにより誕生したのが2台目セルシオ、20系です。
外観は初代のスタイリングを崩さず、新旧の違いがあまりわからない程度でした。

「変化を求めず、深化を目指す」というキャッチコピーがつけられたこの20系は基本骨格であるプラットフォームを改良し、初代で不満のあったブレーキ性能や後部座席の居住性が改善されました。
ブレーキ性能はフロントにアルミ製対向4ポッドキャリバーを装備、後部座席はホイールベースを延長することによってスペースを作りだすなど内容は大きく変わりました。

馬力アップを計ると同時に車両の軽量化にも成功。
車両が110kgも軽くなり動力性能が格段にアップしました。
オーバーリングを切り詰め最小回転半径を縮小することによりドライビング性能も改善。

その反面、助手席肩口のパワーシートスイッチやマイコンプリセットドライビングシステムの設定がなくなり、バブル崩壊の影響かとささやかれました。

1996年8月、助手席肩口のパワーシートスイッチとマイコンプリセットドライビングシステムが復活。
安全性の向上を計るべく、衝突安全ボディー「GOA」を採用しました。

また、運転席と助手席のサイドエアバックを標準装備し、A、Bグレードに欧州仕様のユーロチューンド・サスペンションを採用したeRバージョンが追加となりました。
このeRバージョンは本革シートとサンルーフが標準装備されています。