セルシオの歴史
セルシオはトヨタ自動車が生産する高級セダン車です。
CELSIORという車名はラテン語で「至上、最高」という意味を指すCELSUS(セルサス)の造語だそうです。
1989年の10月に販売が開始され、2006年の8月に販売が終了となりました。
7年間という歴史ですが、その後は同じくトヨタの高級セダン車であるクラウンマジェスタ、レクサスブランドのLSが受け継ぐ形となり現在に至ります。
1989年にアメリカで立ち上げられたレクサスブランドから「LS400」は発売されました。
それ以前、高級車ブランドの中で日本車は安い車というイメージが定着していました。
それゆえに日本のメーカーが高級車市場に入っていく余地はないと思われていたのです。
しかし、徹底したマーケティングの結果、日本特有のおもてなしの心をテーマにすれば新規参入しても十分に戦えるという結果となったのです。
静粛で快適、かつ繊細さを持ち合わせたLS400はアメリカ人の心を捕えただけでなく、車業界を震撼させるほどの存在となったのです。
そんなアメリカでの成功を受け、満を持して日本国内で登場したのがセルシオです。
もともと、国内ではクラウンが販売されており、日本でセルシオ(LS400)を発売するかについては議論のなされるところでしたが、日産のシーマが大ヒットしたこと、クラウンクラスでは満足できなくなったユーザーの要望等が後押しし、セルシオの発売に至りました。
セルシオはクラウンとセンチュリーの間に位置づけられましたが、センチュリーはオーナー自身が運転しない車という前提があるため、それを除いては日本車の中で最高級車となりました。
セルシオの歴史について
■ 初代セルシオ 10系へ
■ 2代目セルシオ 20系 前期へ
■ 2代目セルシオ 20系 後期へ
■ 3代目セルシオ 30系 前期へ
■ 3代目セルシオ 30系 後期へ